50代夫婦が泊まってわかった|金沢白鳥路ホテル山楽は”非日常”をくれる場所だった

50代夫婦の2泊3日旅 ふたり旅

前回の記事では、
兼六園や金沢城を歩きながら、
“土地勘”が少しずつ育っていった
金沢観光について書きました。

そして今回、
いよいよこの旅のきっかけになったホテルへ。

「いつか泊まってみたい」

そう思っていた、
金沢白鳥路 ホテル山楽
宿泊記です。

50代になってから、
私たち夫婦の旅は、
少しずつ変わってきました。

全部を豪華にするんじゃなく、

「ここにはお金をかけたい」

を選ぶ旅。

今回のホテルは、
まさにそんな
“旅の主役”
みたいな存在でした。

ホテル到着|外観を見た瞬間、少しだけ不安になった

兼六園や金沢城を観光したあと、
歩いてホテルへ向かいました。

場所は、
白鳥路沿い。

兼六園や石川門からも近く、
観光後そのまま歩いて行ける立地でした。

ただ……

到着して最初に思ったのは、

「あれ?
思っていたより、
ちょっと古い……?」

でした(笑)

もちろん、
クラシックホテルらしい
重厚感はあるんです。

でも、
写真で見ていた印象より、
少し年季を感じたのも事実。

「大丈夫かな……?」

実は、
少しだけ不安になりました。

でも、
その印象は、
ロビーへ入った瞬間に変わります。


ロビーへ入った瞬間、別世界だった

自動ドアが開いた瞬間、

「わぁ、素敵」

そう思いました。

磨かれた床。
落ち着いた調度品。
照明は控えめで、
空気も静か。

そして、
真っ先に目を惹かれたのが、
ロビー奥のステンドグラスでした。

直射日光ではなく、
ステンドグラスを通した
やわらかな光が、
館内にふんわり差し込んでいて。

明るすぎない。
でも暗くもない。

その絶妙な光加減が、
とても心地よかったんです。

ロビー奥の喫茶スペースも、
椅子やテーブルひとつひとつに
雰囲気があって、
まるで昔の洋館みたいでした。

ロビー奥の喫茶スペース・ステンドグラス

派手な豪華さではなく、
“静かな上質感”。

そんな言葉が似合うホテル。

竹久夢二の絵とか好きな人には、
ぐっとくる空間だと思います。

大正ロマンの空気が、
ロビー全体に静かに漂っていました。

50代になった今だからこそ、
こういう空間に
心惹かれるのかもしれません。

右手にあるフロントへ向かう時は、
少し緊張していました。

実は私たち夫婦、
こういう格式のありそうなホテルって、
ほとんど経験がなくて。

「粗相したらどうしよう」

「田舎者って思われないかな」

なんて、
内心ぐるぐる考えながら
入っていったんです(笑)

でも、
スタッフの方の対応が、
本当に素敵でした。

スマートなのに、
どこかやわらかい。

丁寧なのに、
こちらを緊張させない。

その接客のおかげで、
気づけば、
張っていた肩の力が
すっと抜けていました。

格式はある。
でも、居心地がいい。

「あぁ、
来てよかった」

そう思えた瞬間でした。


ウェルカムドリンクのサービスで、緊張がほぐれた

チェックイン後は、
ウェルカムドリンクサービスへ。

コーヒーだけじゃなく、
ビールも選べたのが嬉しかったです。

観光でかなり歩いたあとだったので、
夫はビールを見て即決(笑)

私はコーヒーをいただきながら、
ステンドグラスを眺めて、
しばらくぼーっとしていました。

この落ち着いた時間が、
すごく良かった。

“観光を詰め込む旅”
から、

「ホテル時間を楽しむ旅」

へ。

今から泊まる部屋は
どんな空間なんだろう。

そんなことを考えながら、
しばらくゆったり過ごしました。

ウェルカムドリンク(コーヒー・ビール)

お部屋へ|ステンドグラスにテンションが上がる

今回宿泊したのは、
浪漫ツインというお部屋。

ドアを開けた瞬間、

「わぁ……!」

と思わず声が出ました。

最初に目に入ったのは、
部屋奥のステンドグラス。

その手前には、
応接セットみたいな
椅子とテーブル。

これがまた、
すごく可愛い。

“大正ロマン”
という言葉が、
ぴったりのお部屋でした。

ベッド周辺は落ち着いた雰囲気で、
クラシックホテルらしい安心感。

派手すぎない。

でも、
ちゃんと特別感がある。

このバランスが、
すごく好きでした。

部屋入口からみえる奥のステンドグラス
ステンドグラスと椅子・テーブル

地味に嬉しかった「ちょっと特別」なサービス

実は予約した時、
この部屋がオールインクルーシブだと
知らなかったんです。

現地で知って、
「え、全部込みなの?」と。

部屋に用意されていたのは、
・缶ビール
・加賀棒茶
・水・ジュース
・珈琲・紅茶

全部、
宿泊費に含まれていました。

さらに、

・翌日の朝刊(北陸新聞)
・九谷焼の茶器
・金箔を使ったグラス

なども用意されていて、
“金沢らしさ”
を感じられる空間になっていました。

ミニバー

こういう
“ちょっとした余裕” があるだけで、
旅気分ってかなり変わります。

「少し高い部屋にしたけど、
これだけついてくるなら
むしろお得だったかも」

と思えた瞬間でした。

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特に印象に残ったのが、
誕生日の日付が入った朝刊。

誕生日の日付の朝刊

「あぁ、今日は誕生日なんだなぁ」

と、なんだかしみじみ。


そして気づいた方もいるかもしれないけど、
このホテルのルームキー、
カードキーじゃないんです。

鍵なんです。

▼ルームキーと誕生日記念品

ルームキーと誕生日記念品

ずっしりと重い。
手に持った瞬間、
テンションあがりました(笑)

豪華すぎるわけじゃない。
でも、ちゃんと”特別感”がある。

そういう心遣いが、
このホテルらしいなと思いました。


アメニティも、
素敵なブランド品が揃っていて
お持ち帰りも可能でした。

トイレ
お風呂

清潔感があって、
ビジネスホテルに慣れた私たちには、
全てが「ちょっと上」の体験でした。


朝食ブッフェが、想像以上だった

翌朝、
8時過ぎに朝食会場へ。

このホテルに泊まりたいと思った理由のひとつが、
テレビで見た充実の朝食でした。

公式サイトによると、

地元食材と手作りにこだわった和洋ブッフェ

のどぐろの一夜干しや
金沢おでんなども並ぶ、
金沢の味覚が揃う朝食です。

実際に行ってみたら、 期待以上でした。

和食にも洋食にもできて、
飲み物はシャンパンも選べる。

デザートまでしっかり楽しんで、
朝からかなり食べました(笑)

朝食ビッフェ

実は夫、
朝食が気に入りすぎて
“2周目”へ。

その結果、
朝食写真が
3人分みたいになっています(笑)

でも、
それくらい
「もう少し食べたい」
と思える朝食でした。

食べ終わったあとには、
テーブルのスワン型カードを裏返して席を立つ仕組み。

こういう小さな演出にも、
ホテルの丁寧さを感じました。

朝食会場入り口では、
色とりどりの柄のお茶碗が並んでいて、
好きな柄を選べる演出もありました。

「これ、九谷焼かな?」

と思っていたのですが、
あとからホテルのInstagramを見たら、
実際に九谷焼のお茶碗やコーヒーカップが
用意されているそうです。

九谷焼お茶碗

Instagram投稿はこちら

器ひとつでも、
“金沢らしさ”
を感じられる工夫がされていて、
そういう細かな演出も素敵でした。

毎年来られる距離に
このホテルがあったなら、
きっと毎年来ていたと思う。

それくらい、
朝食も含めたホテル全体に
満足しました。


誕生日当日、チェックアウトまでゆっくり

このホテルの
チェックアウトは12時。

誕生日の朝を、
憧れのホテルでゆっくり過ごす。

旅程を組んだ時に
「こうしたい」
と思っていた通りの
朝になりました。

遅めの朝食を食べて、
部屋に戻ってのんびりして、
チェックアウトまでの時間を
ゆっくり過ごしました。


シャトルバスで金沢駅へ|最後の「金沢の顔」

チェックアウト後は
ホテルのシャトルバスで金沢駅へ。

系列ホテル数か所に寄りながら、
金沢駅まで送ってもらいました。

このシャトルバス、
来た時とは逆側の出口に着きました。

来た時は兼六園口(東口)、 鼓門のある側。

シャトルバスが着いたのは
金沢港口(西口)でした。

目に飛び込んできたのが、
近代的な建物の数々。

金沢港口(西口)

来た時に見た鼓門側とは
全然違う顔の金沢。

「金沢って、
こんな一面もあるんだ」

最初にここを見ていたら、
金沢=近代的な街
という印象になっていたと思います。

でも、
最初に見たのが鼓門だったから、
私の中では
「金沢=歴史を感じる街」
というイメージが強く残りました。

最後の最後まで、
金沢の街にわくわくさせられました。

シャトルバス、
利用して本当によかったです。


金沢2泊3日旅を振り返って

まとめ記事&第1部から第3部まで
読んでくださった方、
ありがとうございました。

今回の旅で私が感じたことを
一言でまとめると、

「好き」を起点にした旅は、
全部が思い出になった

ということでした。

泊まりたいホテルを見つけて、
そこから旅が動き出して、
電車の切符を取って、
街を歩いて、
土地勘を育てて、
ホタルに出会って、
誕生日の朝を憧れのホテルで迎えた。

節約一択だった私が、
数千円の差額を
「えいっ」と出せるように
なってきたのも、

50代になってからの
小さな変化のひとつです。

次の旅も、
「好き」
から始めたいなと思っています。

金沢2泊3日旅行記はこちら

▼まとめ記事
「50代夫婦が“少し贅沢する旅”を覚えた日|
金沢2泊3日、後悔ゼロの記録」

▼第1部
「50代夫婦、人生初の北陸へ|
サンダーバードと敦賀乗り換えが“旅”だった金沢1日目」

▼第2部
「50代夫婦が実際に歩いてわかった|
金沢観光は“土地勘”で快適さが変わる」

▼第3部|この記事
「50代夫婦が泊まってわかった|
金沢白鳥路ホテル山楽は”非日常”をくれる場所だった」

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