嵐山は「早朝なら空いている」
と思っていませんか?
私もそう思っていました。
以前、貴船神社を早朝に訪れたら、
本当に静かで空いていたから。
でも、嵐山は少し違いました。
今回は、私たちが実際に歩いた
2日目のルートをそのままご紹介します。
早朝の朝散歩から始まるこの流れは、
混雑を避けながら嵐山を楽しみたい方に
特におすすめの回り方です。
2日目の流れ(実際のルート)
※今回のルートは、
朝6時半スタートでゆったり歩いた場合の一例です。
すべてを回らなくても、
気になる場所をいくつか選ぶだけでも
十分楽しめるルートになっています。
早朝散歩(竹林エリア)
→ ホテルで朝食
→ 祐斎亭
→ 天龍寺
→ 清凉寺
→ 大覚寺
→ バスで嵐山へ戻る
→ ホテルで休憩 → 京都駅へ
【混雑回避】早朝の嵐山を歩く|おすすめの朝散歩ルート
今回の旅で「やってよかった」と感じたのが、
朝食前の朝散歩でした。
宿泊先を選んだ理由のひとつが、
早朝に竹林の小径へ歩いて行ける立地だったこと。
実際に歩いてみて、
この選択は大正解だったと感じています。
朝6時半ごろにホテルを出発し、
竹林エリアへ。
まだ人は少なめで、
静かな空気の中を歩くことができました。

そのまま足を伸ばして、
トロッコ嵐山駅(早朝のため駅舎はクローズ)

御髪神社(参拝は可能・授与所はクローズ)

常寂光寺の山門前

二尊院前

祇王寺(開門前のため外から見学)
と、順に歩いていきました。
祇王寺は苔庭で有名なお寺ですが、
門の外から見える小さな苔の空間だけでも、
十分に美しさを感じることができました。

さらに進むと、
嵯峨鳥居本の伝統的建造物群保存地区へ。
整備された道を、
朝の澄んだ空気の中で歩く時間は、
とても気持ちのいいものでした。
その後、来た道を戻りながら、
混雑し始めた竹林の小径を抜け、
縁結びや良い人間関係にご利益があることで
知られている野宮神社に立ち寄ってからホテルへ。

早朝の竹林は少しひんやりしていて、
ヒートテックに薄手の長袖、
さらに軽めのアウターを重ねてちょうどいい体感でした。
観光客の中にはダウンジャケットを着ている方も多く、
人によって体感はかなり違う印象です。
ただ、2時間ほど歩いているうちに体も温まり、
日中は少し汗ばむくらいの気温に感じました。
この時期の京都は、
朝と日中で体感温度が大きく変わるため、
脱ぎ着しやすい服装で調整できるようにしておくと安心です。
朝食でひと息|宿泊してこそできる時間
ホテルに戻り、
予約していた時間に朝食へ。
ここでは、湯豆腐を自分で作る体験ができ、
出来立ての温かい豆腐を味わうことができました。
朝散歩のあとにゆっくりと朝食をとる時間は、
宿泊しているからこそできる贅沢な過ごし方だと感じました。
その後の流れ|祐斎亭から大覚寺へ
朝食後はチェックアウトを済ませ、
荷物を預けてから祐斎亭へ。
📸祐斎亭|“映え”だけじゃなかった、最後に見つけた静かな時間
今回訪れた中で、印象に残っている場所のひとつが祐斎亭です。
事前予約が必要で、
当日も多くの人が訪れていました。
QRコードで入場時間が管理されていて、
行列はありつつも、スムーズに案内される仕組みでした。
館内は、染め物の工房や販売スペースを兼ねたつくりで、
いわゆる「映える写真が撮れる場所」という印象でした。


私も挑戦してみたのですが、
正直、なかなか思うようには撮れず…。
少しハードルの高さも感じました。
ただ、周りを見ていると、
海外の方や若い人たちが
とても上手に撮影していて、
同じ空間でも、撮り方ひとつで
こんなに印象が変わるんだと感じました。
写真が得意な方であれば、
きっと素敵な一枚が何枚も撮れる場所だと思います。
ただ、実際に体験してみると――
各部屋ごとに
「並んで撮影して、次へ進む」
という流れになっていて、
ゆっくり情緒を味わう余裕はあまりありませんでした。
それでも――
最後に訪れた場所が、
その印象を大きく変えてくれました。
桂川(保津川)を見下ろす、
縁側のような空間。
そこに座って眺める景色は、
それまでの
“次の人に気を使いながら過ごす時間”とは違い、
ゆっくりと流れていくように感じました。
風に舞うもみじ、
川面にきらめく光、
ゆっくりと流れていく時間。
写真を撮ることよりも、
ただその場にいることが心地よくて、
「時の流れを忘れる」という言葉が
ぴったりくるような空間でした。

結果的に、
この場所に出会えたことで、
2,000円の価値はあったと感じています。
※時期によって料金が変わり、紅葉シーズンなどは3,000円になることもあります。
天龍寺 法堂|八方睨みの龍
祐斎亭を後にし、次に向かったのは天龍寺です。
この周辺は、
渡月橋からも近く嵐山観光のまさに中心地。
多くの参拝客で賑わう活気あるエリアですが、
一歩境内へ入ると、
そこにはまた違う空気が流れていました。
中でも印象的だったのが、法堂の天井に描かれた雲龍図です。
どこから見てもこちらを見ているように感じる、
「八方睨みの龍」。
静かな空間の中で見上げるその姿は、
写真で見るよりも迫力がありました。
※法堂内は撮影禁止のため、その迫力はぜひ現地で体感してみてください。
※参拝には、500円の拝観料が必要です。また、公開日が限られている場合があるため、事前に公式サイト等での確認がおすすめです。
清凉寺|突然現れる“京都らしい風景”
賑やかな嵐山エリアを後にして、
「北嵯峨」とも呼ばれる穏やかな嵯峨野エリアにある
大覚寺まで足を延ばしてみることにしました。
その道すがら、
突然現れたのが清凉寺の仁王門。
住宅や学校が並ぶ中に、
ふいに現れる歴史的な建造物。
これがいわゆる「京都あるある」なのかもしれません。
思いがけず出会えたことで、
少し得をしたような気分になりました。
大きく構えた仁王門は迫力があり、
思わず足を止めて見入ってしまいました。

大覚寺|大沢池をゆっくり一周
この日の最後に訪れたのが大覚寺。
境内の大沢池をぐるっと一周しながら、
ゆったりと景色を楽しみました。
嵐山中心部の賑わいとは違い、
落ち着いた時間が流れている場所です。
歩く距離は少し長くなりますが、
その分、静かな時間を過ごすことができます。
大沢池の周りは比較的平坦で歩きやすく、
ゆっくり景色を楽しみながら散策できます。

ただし一周するとそれなりに距離があるため、
時間には余裕を持って回るのがおすすめです。
帰りはバスを活用
大覚寺から嵐山までは距離があるため、
帰りは市バスを利用。
タイミングよく乗ることができ、
スムーズに嵐山エリアへ戻ることができました。
ホテルでひと休みしてから帰路へ
ホテルではチェックイン後も荷物を預かってもらえたため、
戻ってから館内のBookカフェでひと休み。
観光のあとに落ち着ける時間があると、
旅の満足度もぐっと上がります。
その後、荷物を受け取り、
京都駅へ向かい帰路につきました。
この日はかなりの距離を歩いた1日でした。
体感としても「よく歩いた」と感じる行程で、
スニーカーを選んで正解だったと思います。
今回のルートを振り返って
今回のルートは、
無理をせず、時間に余白を残すことを意識して組み立てました。
結果として、
混雑の中でも落ち着いて動くことができ、
嵐山を自分たちのペースで楽しむことができました。
特に、
・朝の時間を活用すること
・移動手段(バス)をうまく使うこと
・歩く距離に無理をしないこと
このあたりを意識するだけで、
同じ嵐山でも体験の質は大きく変わると感じました。
これから計画される方は、
ぜひ自分に合ったペースで、
無理のないルートを組んでみてください。







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