前回の記事では、
「泊まりたいホテル」から始まった、
はじめての金沢旅について書きました。
今回はその続き。
金沢駅に到着したあと、
実際に自分の足で歩き、バスに乗り、
街を巡って感じたことをまとめてみます。
今回の旅で私が強く感じたのは、
“金沢観光は、
最初に土地勘をつかめると
ものすごく快適になる”
ということでした。
特に50代夫婦旅は、
・暑さ
・坂道
・歩く距離
・トイレ問題
・無理しない動線
このあたりが、
旅の快適さをかなり左右します。
でも、
実際に歩いてみると、
少しずつ土地勘が育っていくんですよね。
「あ、ここって繋がってたんだ」
が増えていく。
すると、
金沢の街が
一気に歩きやすくなりました。
今回は、
・実際歩いてわかった距離感
・ライトアップバスが想像以上によかった話
・金沢城と兼六園を歩いて感じたこと
・初めての金沢観光で役立ったこと
などを、体験ベースでまとめていきます。
前回までの記事はこちら。
▼まとめ記事
「50代夫婦が“少し贅沢する旅”を覚えた日|
金沢2泊3日、後悔ゼロの記録」
金沢駅に到着|駅ビルでの贅沢ランチと圧倒された「鼓門」との出会い
金沢駅に到着したのは、
お昼前くらい。
4時起きで岡山を出発し、
新幹線、在来線、サンダーバード、北陸新幹線
を乗り継いで、ようやく金沢へ。
長時間の移動で「疲れてぐったり……」
なんてことも覚悟していましたが、
いざ着いてみたら、まったく問題なし!
疲労感よりも、
「ついに来た!」
というワクワクの方が断然強かったです。
長旅の疲れも吹き飛ぶ美味しさ。自分へのご褒美「北陸まんきつ握り」
まずはランチへ。
金沢駅の中には、
回転寿司の有名店がいくつかあります。
事前に調べていた時、
かなり多く見かけたのが
「金沢に行ったら回転寿司へ行くべし」
という口コミでした。
私自身も、金沢旅行を計画しながら
「金沢 ランチ」で検索したひとり。
そこで目にしたのが、
金沢は全国的にも「高級回転寿司の超激戦区」
という情報でした!
「これは絶対に外せない」と心に決め、
今回足を運んだのは、
金沢まいもん寿司 金沢駅店です。
お邪魔したのは、土曜日の12時40分ごろ。
店内は満席で、お会計を終えたお客様が出ると
すぐに次の方が案内されるという活気ある流れです。
店前の椅子に座って順番を待ちましたが、
タイミングが良かったのか、
私たちは20分弱で着席することができました。
さっそく注文したのは、
ランチタイム限定の「北陸まんきつ握り」。

お値段は3,200円。
なるほど、これが「高級回転寿司」のプライス。
お寿司のランチにしては少しお高めな価格でしたが、
「せっかく金沢まで来たんだし!」
と、思い切って注文しました。
こちらのお店は、職人さんを囲むように
コの字型のカウンターが広がっていて、
回転レーンはありませんでした。
目の前で職人さんがテンポよく握ってくれる姿。
「あ、いま私のお寿司を握ってくれてる……」
と眺めながら待つ時間は、贅沢でした。
やがて、できあがったお寿司が
カウンター越しにすっと差し出されました。

目の前に現れた、ツヤツヤと輝く綺麗なお寿司。
思わず「わぁ、美味しそう……!」と、
胸が高鳴るのがわかりました。
ネタが大きくて味もしっかり。
金沢に到着して早々、
お目当てだった名物の
「のど黒」をいただくことができ、
「さすが……!」と唸ってしまう美味しさでした。
贅沢はここで終わらず、メニューで見つけた
聞いたことのない名前のネタも、単品で追加注文。
「これはどんなお魚なんですか?」
とお店の方に尋ねながらいただく、
あの旅先ならではのひととき。
最高のランチタイムになりました。
お腹が満たされたところで、
いよいよ金沢駅の外へ。
ついに本物とご対面。圧倒された「鼓門」と金沢らしい金箔のお茶
そして目の前に現れたのが、
有名な「鼓門(つづみもん)」でした。
事前に写真では見ていました。
でも、
やっぱり本物の迫力は全然違う。
大きさも、存在感も、
想像以上。
観光客のみなさんが
一心不乱にスマホを向けていた理由が、
すぐわかりました(笑)
私たち夫婦も、
どうやったら綺麗に収まるか試行錯誤しながら撮影。
これはもう、
ついシャッターを切りたくなる建造物です。

鼓門の周辺では、
ちょうど七夕が近かったからか、
短冊イベントも開催されていました。
さらに、
金箔入りのお茶の振る舞いも。

金沢といえば、
金箔・工芸品・漆、というイメージがあったので、
「あぁ、金沢に来たんだなぁ」
と、到着してすぐ実感できました。
荷物を預けに初日のホテルへ
この日の宿は、
金沢駅近くの
「ビジネスホテル ナカダ」。
金沢駅から徒歩3分で、口コミ評価も高いホテル。
実際、本当に駅からすぐの場所にあり、
チェックイン前に荷物を預けられ、
すぐに身軽になれたのは、ありがたかったです。
今回の旅は、
1泊目は価格を抑える
2泊目に憧れホテルへ泊まる
というスタイル。
全部を贅沢にするのではなく、
「ここにはお金をかけたい」
を選ぶ旅です。
50代になってから、
このバランスが
自分たちらしいと思えるようになりました。
荷物を預けて身軽になったあと、
いよいよ徒歩で近江町市場方面へ向かいました。
金沢駅〜近江町市場は歩ける。でも何往復もしたくはない距離
金沢駅から近江町市場までは、
歩けない距離ではありません。
実際、私たちは徒歩移動しました。
でも、
「何回も往復したいか?」
と聞かれたら、
答えはNO(笑)
特に夏。
しかも50代夫婦旅。
無理は禁物です。
ただ、ありがたいことに、
初日の金沢は曇りスタート。
風もあり、
猛暑の7月にしてはかなり歩きやすかったです。
途中、
狐の嫁入りみたいな小雨もパラパラ。
でも、それが逆によかった。
ウォーターミストみたいになって、
一瞬体感温度が下がったんです。
昔は、
「旅行=快晴が正義」
と思っていました。
でも最近は違う。
猛暑の夏は、
むしろ曇りの方がありがたいです。
年齢とともに、
旅の快適さの基準も変わってきた気がします。
50代女性旅で地味に大事だった「トイレ問題」
これ、かなり大事なので書いておきます。
地方住みの人、
特に車移動中心の地域に住んでいる人は、
共感してくれるかもしれません。
地方のコンビニって、
駐車場が広くて、
トイレも「ご自由にどうぞ」なことが多いですよね。
でも、
都市部や観光地では、
コンビニにトイレがなかったり、
自由に使えないことも多いです。
50代。
若い頃より、
確実にトイレは近くなります(笑)
さらに夏場は、
熱中症対策で水分補給も必要。
だから私は、
「今はまだ大丈夫」
ではなく、
「見つけたら先に行く」
を徹底しています。
近江町市場エリアで、
自由に利用できるトイレを見つけた時は、
すぐに利用しました。
“このエリアに来たらここに行けば安心”
という場所を知っておくのは、
旅の快適さに直結します。
こういう情報って、
ガイドブックには
あまり載ってないんですが、
実際に街を歩くと、
「知っててよかった」
と思う場面が結構ありました。
この日は、
近江町市場から
ひがし茶屋街方面へも足を伸ばしました。
実際に歩いてみると、
地図で見るより距離感が分かりやすく、
「金沢の街って、
こう繋がってるんだ」
と、少しずつ土地勘が育っていった気がします。
近江町市場で感じた「金沢の海鮮文化」
私は瀬戸内海育ち。
海の近くで育ちながら、
実は魚はあまり得意じゃないのですが(笑)
金沢の名物を調べた時に
「海鮮!」という言葉がたくさん出てきて、
「あぁ、そりゃそうだよなぁ」
って妙に納得(笑)
瀬戸内海と日本海。
海は違うけど、
どちらも海の幸に恵まれた土地なんですよね。
特に印象的だったのが、
「のどぐろ推し」の強さ。
どこを見ても、
“美味しいのどぐろあります!”
みたいな感じでした。
市場の中は、歩くだけでも、
金沢の食文化を体感できる場所でした。
初日に乗って大正解だった「金沢ライトアップバス」
この旅で、
個人的にかなり役立ったのが、
「金沢ライトアップバス」(北陸鉄道)
でした。
存在を知ったのは、
「金沢駅観光案内所」 (金沢駅構内)。
置かれていたチラシを見て、
「これ、いいかも」
と思ったんです。
乗ることにした理由は2つ。
ひとつ目は、
ライトアップされた夜の金沢を楽しめること。
そしてもうひとつ。
これが大きかった。
“街全体の位置関係を頭に入れたかった”
からです。
これ、結果的に大正解。
金沢って、
観光スポットが比較的まとまっているんですが、
実際の距離感は、
歩いてみないと分からない。
でも初日にバスでぐるっと回ったことで、
・ここは歩ける
・ここはバスが楽
・ここから兼六園は近い
・近江町市場からこの辺に繋がる
みたいな土地勘が、一気に頭に入りました。
2日目からの行動がかなりスムーズになったのは、
間違いなくこのバスのおかげです。
バス移動で難しかった「バス停名問題」
旅先でバス移動する時、
私が毎回苦戦するのが、
「バス停名」です。
電車と違って、
バスって停留所がとにかく細かい。
しかも名前がローカル。
地元の人には当たり前でも、
観光客にはかなり難しい(笑)
たとえば兼六園周辺だけでも、
バス停が複数ありました。
どこで降りても行けるけど、
“自分が入りたい入口に一番近い場所”
は、かなり違う。
実際、
私たちが泊まるホテルへ行く時も、
兼六園入口より手前で降りた方が近かった、
なんてこともありました。
でも、
ライトアップバスで位置関係を把握していたおかげで、
「ここで降りれば大丈夫」
がすぐ分かりました。
これ、かなり安心感ありました。
初日に一周してよかった、
と改めて思いました。
京都や博多でも思うんですが、
観光地のバスって、慣れると便利なんですよね。
私はまだまだ修行中ですが(笑)
初日の夜|白鳥路と兼六園で、ホタルに出会えた
ライトアップバスで金沢市内を一周したあと、
2周目に入ったところで兼六園バス停を下車。
前田利家像の向かい側にある
公衆トイレを利用してから、
その先に続く白鳥路を歩いてみました。
白鳥路は、
兼六園そばの石川門のあたりから
大手堀方向へと続く散策路です。
翌日泊まる予定のホテルへ続く道でもあり、
一足先に歩いてみたくなったんです。
夜の白鳥路を歩き始めた時、
人気はほぼありませんでした。
静かで、暗くて、
自分たちの足音だけが聞こえるような感じ。
街灯は、
彫刻が置かれているあたりにだけ灯っていて、
それ以外はほぼ真っ暗。
でも歩いていると、
緑が深くて、
散策路に沿って水が流れていることに気づいて。
あとで知ったのですが、
石川門近くの井戸から湧く地下水が
この水路を流れているんだそう。
「……これ、ホタルいるんじゃないかな」
そう思って、
暗い水辺をじっと観察してみました。
しばらく目を凝らしていたら、
ぽっ、と。
光った。
ほんの数匹だったけど、
それが嬉しかった。
歩いているうちに、
ちらほら人も増えてきて、
みんな同じように
水辺から木立へ飛翔するホタルを
目で追っていました。
そのあと、 桂坂口から兼六園の夜間開園へ入園。
この日、ちょうど兼六園では
夜間開園イベントが開催されていました。
「金沢城・兼六園四季物語~夏の段~」
(金沢城・兼六園ライトアップ)
というイベントで、
兼六園夜間無料開放&ライトアップが行われていたんです。
せっかくなので、乗り降り自由な
ライトアップバスを利用して夜の兼六園へ。
私たちは、
石川門方面の桂坂口から入園しました。
夜の兼六園は、
昼間とは全然違う空気。
暗闇の中、
池周辺を静かに歩きながら、
ホタルを探しました。
最初は見つからなくて、
「本当にいるのかな?」
と思っていたんですが、
暗闇をじっと見ていたら、
ふわっと光が。
ほんの数匹。
でも、
それが逆によかった。
派手じゃない。
でも、確かにそこにいる。
あの瞬間、
ものすごくテンションが上がりました。
そしてこの夜間散策が、
翌日の兼六園観光にもかなり役立ちました。
夜のうちに、
ある程度動線が頭に入っていたんです。
「初日に街を知る」って、
本当に大事だと実感した夜でした。
2日目はいよいよ金沢城と兼六園へ
2日目は、
駅前ホテルをチェックアウトしたあと、
バスで白鳥路ホテル山楽近くへ移動。
まずホテルに荷物を預けてから、
近江町市場方面へ歩きました。
市場を散策し、
昼食を食べたあと、
いよいよ金沢城へ。
私たちは、
近江町市場側から歩いて向かったので、
大手堀沿いから城内へ入るルートになりました。
あとから調べて知ったのですが、
このルート、
かつての正門ルートだったみたいです。
知らずに「本来の入り口」から歩いていた(笑)
結果オーライでした。
お堀の内側に入るスロープを進むと、
広大な新丸広場が広がっていました。
芝生が広く、空も広く、
「金沢城ってこんなに広いんだ」
という驚きがありました。

芝生広場を抜けてなだらかな坂を上がると、
現れるのが河北門。
2010年に復元された、二階建ての立派な櫓門です。

門の二階部分は展示エリアになっていて、
見応えもありました。
あと印象的だったのが、
金沢城の石垣。
大きさも形も違う石が、
複雑に積まれていて、
つい見入ってしまいました。

玉泉院丸庭園へ行ったら、想像以上に坂がきつかった話
金沢城址の広さを肌で感じながら、
敷地の端をなぞるようにぐるっと歩いていると、
眼下に美しく整備されたお庭を発見。
それが玉泉院丸庭園でした。

強く心惹かれたのですが、
行くには、かなりの坂道を下る必要がありました。
これが想像以上の急坂で……(笑)
行きは良いのですが、問題は帰り。
案の定、戻りの上り坂はかなりしんどかったです。
でも、頑張って行ってよかった!
復元された鼠多門橋も綺麗で、
静かな空気感も素敵でした。

50代の旅って、
「全部を回る」より、
「どこに体力を使うか」
の配分も大事になってくるなぁと実感。
だからこそ、
初日の土地勘づくりが活きた気がします。
兼六園へ|石川門から石川橋を渡って
金沢城から兼六園へは、
石川門から石川橋を渡って入園。

前日の夜間開園で
ある程度の動線は頭に入っていたので、
2日目の兼六園は余裕がありました。
梅園エリアも含め、
ぐるっと全体を散策。
金沢城をたっぷり回ったあとだったので、
後半は少し早足になりましたが
兼六園もしっかりと楽しむことができました。

金沢観光は「全部歩く」より、無理しないのが正解だった
今回の旅で感じたのは、
金沢は歩いて楽しい街。
でも、
全部を徒歩で頑張る必要はない。
ということでした。
特に夏。
しかも50代夫婦旅。
・歩く場面
・バスを使う場面
・休む時間
このバランスがかなり大事。
実際、
初日にライトアップバスで位置関係を把握したおかげで、
「ここは歩く」
「ここはバス」
の判断がしやすくなりました。
無理をしない方が、
結果的に旅を楽しめる。
最近は、
そんな旅の仕方が好きです。
次回はいよいよ、憧れだった「金沢白鳥路 ホテル山楽」宿泊記
この旅のきっかけになった、
「泊まりたいホテル」。
それが
「金沢白鳥路 ホテル山楽」でした。
外観を見た瞬間、
少し不安になった話。
でも、
中へ入った瞬間、
その印象がガラッと変わったこと。
大正ロマンを感じる空間。
ステンドグラス。
浪漫ツイン。
そして、
楽しみにしていた朝食。
次回は、
このホテルについてたっぷり書きます。
金沢2泊3日旅行記はこちら
▼まとめ記事
「50代夫婦が“少し贅沢する旅”を覚えた日|
金沢2泊3日、後悔ゼロの記録」
▼第1部
「50代夫婦、人生初の北陸へ|
サンダーバードと敦賀乗り換えが“旅”だった金沢1日目」
▼第2部|この記事
「50代夫婦が実際に歩いてわかった|
金沢観光は“土地勘”で快適さが変わる」
▼第3部
(公開後追加)





コメント