二日目の夜、思わぬ異変が…
貴船から鞍馬、そして下鴨神社へ。
たっぷり歩いて満喫した一日の帰り道。
下鴨神社からホテル(ハートンホテル京都)へ向かうために、地下鉄に乗った――
まではよかったのですが。
席に座ってホッとした瞬間、
だましだまし耐えてきた膝の痛みが、
一気に、そして痛烈に襲ってきたんです。
立ち上がろうとしたとき、足が前に出ない。
激痛で動けない。
……これはマズい。
最終日が台無しになるかもしれないという不安
その日は土曜日。
ひとり旅だし、特に決めている予定もない。
最悪、明日は観光せず、チェックアウトぎりぎりまで
ホテルでゆっくり過ごしてもいい……。
――そう思おうとしたけれど。
京都から自宅へ帰るだけでも、私にとってはそれなりの旅。
「このままじゃ、明日ほんとに動けないかも……」
そんな不安が頭をよぎりました。
どうにかならないかと、頭の中で対処法をめぐらせます。
整体、鍼治療、マッサージ――体をケアする方法はいろいろある。
でも、もう18時をすぎていて、
土曜の夜に開いている場所は限られているし、
この足で遠くまで行くのは現実的じゃない。
焦りながらもスマホで検索を開始。
そのとき、ふと頭に浮かんだのは、
これまでの旅先でもよく見かけた「駅構内のお店」。
そうだ、あれはたしか――フットマッサージのお店!
天の助け!駅構内にこんなお店があった!
見つけたのがこちら。
ラフィネ コトチカ御池店 https://www.bodywork.co.jp/search/detail/600684
地図で確認してみると、
「今から向かう駅にあるうえに、ホテルからも近い!」
そうわかって、まさに天の助けのような気持ちに。
藁にもすがる思いで、スマホから施術予約を入れました。

「ひとり旅」だからこそ、飛び込めた
こういうとき、誰かと一緒だったら
「マッサージなんて……」と遠慮していたかもしれません。
でも、今回はひとり旅。
誰に気兼ねすることもなく、自分の判断で動ける。
“ひとり旅って、やっぱり自由だ。”
そう実感した瞬間でした。
丁寧な施術と、静かな安心感
スタッフの方に状況を説明すると、
とても丁寧に対応してくれて、無理のない範囲で
足まわりを中心にケアしてくださいました。
ひとり旅ゆえ、無意識に話し相手に飢えていたのかもしれません。
施術と一緒に、今日一日の楽しかった旅の話を聞いてもらえたことで、心もすっと癒された気がしました。
施術のおかげで、痛みも少しずつやわらぎ、
終わる頃には「ゆっくりなら歩けそう」と感じるまでに。
本当にありがたかった……!
スタッフのお姉さん、ありがとう。
階段を登るときのドキドキと、無事の帰着
施術を終えたあと、地下鉄・烏丸御池駅の階段を
恐る恐る登り、地上へ。
ゆっくりじっくり、多少足をひきずりながらも
なんとか無事にホテルまで戻ることができました。
ほんの短時間のケアでも、
「旅を続けられる」という希望が持てたことは、
今振り返っても、あの夜の大きな救いでした。
おわりに
この“緊急マッサージ事件”。
最初は焦りもありましたが、
今では「これも旅の一部だったな」と笑える思い出です。
ひとり旅だからこそ、判断して、行動して、
そして助けてもらえた経験。
次に京都を訪れるときも、
あのお店の前を通ったら、きっと感謝の気持ちがよみがえると思います。
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