家族の記録

父担当の理学療法士から入院当初から今までの経過報告と今後のリハビリについて説明を受けた。2人部屋から4人部屋への転室も決まり、それに伴い月額の費用も約5万円抑えられることになった。リハビリの進捗面談には担当の理学療法士が同席し、父の身体能力...

家族みんなで協力して農作業や家事を分担する中、入院費用についてより詳しく知る必要性を感じた。海外で看護師をしている妹が、リハビリ病院の会計担当者と社会福祉士に話を聞いてくれたところ、状況がはっきりと見えてきた。入院費用について 現在、父は7...

孫が勢揃いした日から2日後、実家で農作業を行っていた母が、歩けないほどの膝の激痛を訴えた。さらに、その母を支えようとした弟がぎっくり腰になった。お盆の最中ということもあり、2人して母のかかりつけの整骨院へ向かった。弟はしばらくして回復したよ...

この日、海外や県外に住む孫たちが勢揃いし、全員で父の面会に向かった。5人いる孫のうち2人は社会人となり学生の頃よりも休みが取りにくくなったが、今回は祖父の一大事ということで皆予定をやりくりして集まってくれたようだ。家族にとってもとても貴重な...

海外に住む家族が帰国し、面会のため病院を訪れた。父は車椅子に乗せられ、食堂兼デイルームで家族の話に耳を傾けていた。帰国した孫と農作業をするはずだったのに、未だに病院のベッドから動けない現状に、悔しさを感じている様子だった。会話のキャッチボー...

母が電話に出なかったため、父のリハビリ病院から第二連絡先の私に電話があった。仕事中であったが、いつもはサイレント設定にしているところ、たまたま設定を忘れており、着信に気がついた。電話は、父の入浴用タオルについてだった。入浴のため今すぐタオル...

父は定年後、農業を専業にしていた。趣味の域を超え、品評会で評価を受けるほど熱心な取り組みだった。地域の人々もその腕を認めていた。この夏、海外に住む孫が「おじいちゃんと一緒に農作業をしてみたい」と帰国を予定していた。数人いる孫の中で、初めて農...

父がリハビリ専門病院へ転院した。父は脳梗塞で倒れ、一命はとりとめたものの、右半身に麻痺が残った。右手右足が使えず、言葉も会話ができるレベルではない。今は病院で世話をしてもらっているが、いずれ退院しなくてはいけない。その後の生活を考えたとき、...

父が救急車で搬送された病院から、車で10分ほど離れたリハビリ専門の病院へ転院した。入院中にいくつかのリハビリ病院を紹介された中で、母が選んだ病院だ。自宅から車で20分ほどで行ける利便性を考えて決めたという。病院間の移動は、病院が手配してくれ...

父が麻酔から覚めて、初めて面会に行けた。鼻や腕から管をつけたまま、ベッドに横たわっている状態。声をかけると、目を覚ましてこちらを見てくれた。言葉を発しようとしていたが、声が小さく呂律も回っていない。何を言っているのか理解するのに、根気と時間...