プロフェッショナル仕事の流儀で知った神谷浩史さん|推しごとスタート

推しごと

好きなことがひとつ増えると、人生ってもっと楽しくなる。
いまの私は、旅のほかにも「推しごと」と呼びたくなるような、好きな世界がいくつかあります。
その中でも、声優さんとの出会いは、私にとって特別なものでした。
──それは、一本のテレビ番組との偶然の出会いから始まったのです。

娘のために録画した番組が、私の世界を変えた

私は、どちらかといえば
テレビドラマや、好きなアイドルグループが出演するバラエティ番組を録画して楽しむタイプでした。

そんな私にとって、アニメや声優さんの世界は、正直「遠いもの」。
娘が「この声、〇〇さんだ!」と興奮している姿も、どこか他人事でした。

そんなある日。
テレビの番組表を眺めていた私は、偶然ある番組に目を留めました。

『プロフェッショナル 仕事の流儀』
ーーそこに「声優」という文字があったんです。

アニメやゲームが好きな娘が喜ぶかも?と思い、「自分用録画」のついでに、軽い気持ちで録画しておきました。
だけど結局、娘は興味を示さず、録画データだけが私のレコーダーに残ってしまいました。

そして録画容量が足りなくなったある日。
「消す前に、ちょっとだけ観てみようかな」と、何気に再生ーー。

その番組で私は、
神谷浩史さんという一人の声優さんに出会い、
その仕事への向き合い方に強く心を動かされました。

そして、
私の「推しごと」が、ここから始まっていきました。

ストイックすぎるプロの姿に、心をつかまれた

私が観た番組では、
神谷さんが5か月にわたって取材を受ける様子が描かれていました。

「リアル以上にリアル」を求める声の表現。
「期待を超えないと、次はない」という、プロとしての覚悟。
どの場面からも、神谷さんのストイックな姿勢がひしひしと伝わってきました。

特に印象的だったのは、
大事故から生還した経験を経て、
「自分の居場所」に改めて向き合う神谷さんの姿でした。

声優という仕事に対する想いの深さ、
そして「自分の代わりはいくらでもいる」という厳しい現実を知ったうえで
それでも真剣に挑み続ける姿に、
私は深く心を打たれました。

当時の私は、
「声優さんって、アニメのキャラクターの声を担当する人」くらいの
ふんわりしたイメージしか持っていませんでした。

けれどこの番組を観て、
声優という仕事に対する見方が、ガラリと変わったのです。

「声優」という仕事の奥深さと、新感覚・朗読会との出会い

この番組で、
私は「声優」という仕事に対するイメージを、大きく覆されました。

声を吹き込むだけでなく、
歌を歌ったり(声優アーティストとして)、
アニメや映画のイベントに登壇したり、
朗読劇を企画・開催したりーー。

声優という仕事のふり幅の広さに、驚かされました。

なかでも、
番組で紹介されていた「新感覚・朗読会」に、強く惹かれました。

ただ台本を読むだけでなく、
音楽や舞台演出を取り入れながら、物語の世界を広げていくスタイル。
セットを動かして場面転換が行われ、
それに合わせて声優さんたちが次々と立ち位置を変えていく様子が映し出されていました。

──こんな舞台があるんだ!

画面越しにも伝わってくる臨場感に、私は胸を高鳴らせました。

そして思ったのです。

──この目で、生で観てみたい。

そんな気持ちが、私の中でふくらんでいき、
その思いに、強く突き動かされました。

「Kiramune」との出会いーー調べて、調べて、たどり着いた新たな扉

番組を観終わった私は、
すぐに、番組内で神谷さんが企画・出演しているという朗読劇について調べました。

そこでヒットしたのが、「Kiramune」。

……Kiramune?
なんて読むの? カタカナ?英語?
(きら……みゅーん? 正解は「キラミューン」でした!)

とにかくよくわからないけど、調べてみることに。

ウィキペディアを開くと、
Kiramuneは、バンダイナムコミュージックライブとバンダイナムコフィルムワークスによるレコードレーベル、とのこと。

バンダイナムコ、は聞いたことがある。
でも……ミュージックライブ?フィルムワークス?
そもそも、レコードレーベルってなに?

番組で紹介されていた「声優アーティスト活動」のことかな?
頭の中に、たくさんの「?」が飛び交います。

さらに、いろんなブログを読んで情報を集めるうちに、

・「新感覚・朗読会」は、READING LIVE(リーディングライブ)と呼ばれていること
・リーディングライブに確実に参戦したいなら、Kiramuneのファンクラブ「star club」に入った方がよさそうなこと

を、短時間で調べ上げました。

調べれば調べるほど、
この「新しい世界」のことが気になって仕方なくなって。

気がつけば、私はもう、次の一歩を踏み出そうとしていました。

──この出会いが、
私を思いがけない体験へと導いていくことになるとは、
このときの私は、まだ知るよしもありませんでした。

(続きは、次回の記事で!)

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