自分に”ご褒美”をあげる

自分のこと

「休む=悪」から自由になりたくて

「楽しい」を探し始めた私の前に、
立ちはだかったのは思ってもみなかった壁でした。

それは、
「休む=悪」
という思考のクセです。

有給休暇を自分のために使うことに、
どこか罪悪感を覚えてしまう。

よくよく考えてみると、
ただ“休憩する”ことにさえ
少しの後ろめたさを感じている自分がいました。

たとえば、決められた時間を
ほんの数分すぎてしまっただけで、
上司の顔色が気になってしまう。

長い年月をかけて染みついたこの思考は、
なかなかにしぶといなと気づかされました。

だからまずは、
この思い込みを ゆっくりと手放していこう。
そんな小さな一歩を、
今 私は踏み出そうとしています。

「休む=悪」という思考を捨てなきゃ

有給休暇の理由を聞かれていた時代にサヨナラ

これまで、有給休暇を取るのは
子どもの行事か、病気のときくらいでした。

今では「有給休暇の理由を聞くのは原則NG」
という意識を持つ上司も増えてきました。

でも、昔は違いました。
休む理由を聞かれるのが当たり前。
それどころか、答えるのが義務だとさえ思っていました。

休暇申請も、紙でおこなう時代。
理由欄に「私用」とだけ書いて提出すると、
あとから根掘り葉掘り聞かれるのが普通でした。

だから、最初から詳しい理由を書くのが
“暗黙のルール”のようになっていました。

法律上NGとされていても、
小さな職場の中では独自の慣習が優先される。
有給休暇に対する意識も、まさにそれでした。

取得理由を伝えるの義務だと思ってた

有給申請のハードルがぐんと下がった

いまは、有給休暇の申請が電子化されて、
取得理由の選択肢のいちばん上に
「私用のため」が表示されるようになりました。

それだけで、申請のハードルが
ぐんと下がった気がします。

さらに、私自身の中にも
「会社が有給休暇の理由を聞くのはNGなんだ」
という知識がしっかり根づいてきて、
罪悪感をおぼえることも、だいぶ減りました。

「ちゃんと理由を言わないといけない」
そんな空気に縛られていた昔の自分と比べて、
今はずいぶん楽に呼吸できている気がします。

「自分のために休む」って、悪くない

最近は、給与よりも休暇を大事にする若い人が
増えてきたように感じます。
社会全体も、その考えをすこしずつ受け入れて、
変わりはじめている気がします。

私の会社でも、若い世代を中心に
有給休暇をしっかり取る人が増えてきました。

そんな今だからこそ、
私も「自分のために有給休暇を使う」ことに
一歩ふみ出してみることにしました。

やってみると、数ヶ月で
あれほど感じていた罪悪感も いつのまにか消えて、
いまでは「次の休み、いつにしようかな?」と
考える時間が、ちょっとした楽しみになっています。

次の休みはいつにしようかなぁ♪

おひとりさま「ソロ活」に慣れるまで

まわりを見てみると、
意外と「ひとりでご飯に行けない人」って多いんです。

私自身、
映画や買い物は、基本誰かと行くものでした。

平日は仕事。
そして休日は、
家族や友人と予定を合わせて出かけるのが当たり前でした。

だからこそ、あらためて
「ひとりランチ」や「ひとり旅」を想像すると、
思ったよりハードルが高く感じました。

おひとりさま初心者の私は、
まず“慣れること”から始めてみることにしました。

有給休暇を使って、
思いきってひとりランチをしてみました。

みんなが仕事をしている時間に、
自分だけ休んでランチする――
そのことに、最初はものすごく罪悪感がありました。

めちゃめちゃ、ありました。

でも…人間って、慣れるものなんですね。

回を重ねるごとに、その罪悪感はだんだん薄れていって、
代わりに「楽」な気持ちが少しずつ増えていきました。

今では、月に1回の“自分ご褒美”として
計画的に有給休暇を使えるようになりました。

「自分をちょっと大切にする練習」って、
意外とこんなところから始まるのかもしれませんね。

慣れてくると楽しくなってきた♪

“自分ご褒美”をルーティン化

おひとりさまのランチにも慣れて、
毎月、計画的に有給を取ることが
だんだん習慣になってきました。

次のランチ休暇をいつにするか。
どのお店に行こうか。

そんなことを考えている時間が、
もう楽しくてたまりません。

正直、仕事に対する情熱が
戻ってきた訳ではないけれど、
「辞めたい」と思う時間は減りました。

ちょっとだけ勇気を出して、
これまでの“当たり前”を手放してみたら、
自分でも知らなかった
新しい楽しみに出会えました。

計画的に有給を消化するマイルールを決めてみたよ

ほんの少しの勇気で、未来は変わる

私と同じような生き方をしてきた方が、
もしこの記事を読んでくれていたなら——

ほんの少しでいいので、
勇気を出して一歩踏み出してみてください。

やってみたら、
「あれ?案外簡単だったかも」
なんて未来が、きっと待っています。

一緒に、50代ライフを
もっと気ままに、もっと楽しく過ごしていきましょうね。

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